コンディショニングトレーナーの大西健太です。
現代では、疲労に悩まされる人がほとんどだと思います。
体のだるさ、頭痛、肩こり、精神的な疲れ・・・
挙げると疲労による悩みはきりがありません。
しかし日常生活に気を付ければ、疲労しないカラダづくりは可能です。
正直、僕も疲労しないかと言われれば当然疲労はします。
ただ、疲労は最小限に抑えることができますし、回復スピードも早いです。
疲れにくいカラダづくりのポイントを書いていきます。
結論から言うと
力を抜くことがポイントで、そのためには、運動が必要ということです。
疲労の定義
「疲労とは過度の肉体的および精神的活動、または疾病によって生じた独特の不快感と休養の願望を伴う身体の活動能力の減退状態である」
引用元:日本疲労学会
疲労の定義は曖昧です。
団体によって考える定義は違いますが、そもそも人によって疲労の定義は様々です。
パソコンの使い過ぎによる疲労なのか、運動し過ぎの疲労なのか。よくわかりませんよね。
この記事では、「デスクワークを始めとする仕事による肉体的な疲れ」を疲労と考えていきます。
精神的疲労は定義づけがさらに難しいので考えないでおきます。
力み過ぎて疲れやすくなる
睡眠不足や労働過多、栄養の偏りなど様々な原因がありますが疲労の一番の原因は力み過ぎだと思っています。
ただこれが難しいところで、力み過ぎていることって自分ではよくわからないんですよね。
自分の体を上手くコントロールできていない状態で、
ある動作において必要のない筋肉も働いてしまっていると考えられます。
逆にある動作において力を分散できずに一つの筋肉だけが過剰に働いている状態でもあります。
パソコンを使っているときに無意識に肩や首の筋肉が緊張してしまうことがあると思います。
例えば、
・キーボードのエンターを「ッターン!」と無駄に強く叩く人
→耳障りだった経験ありませんか?
・コップを静かに置けない店員さん
→愛想悪いなと思ったことありませんか?
・車の運転で急発進、急停車しかできない人
→運転下手だなぁと思ったことありませんか?
これらは故意ではなく、力み過ぎによって自分の体を上手く扱えていない可能性があります。
唯一故意だとしたら、キーボードの激しいエンター音で、マックをスタバでいじることにテンションが上がっている人でしょう。
(ちょうどこの記事を書いている隣ではエンター音の嵐にあっております)
すみません、少し話がそれました。
例
1時間のパソコン作業で体にかかる負荷が50だとすると、
・力み過ぎている人は無駄な力も使ってしまうので、100の負荷がかかります。
・一つの筋肉が過剰に働いている人の場合、ある特定の部位に50の負荷がすべてかかります。
これがリラックスしてうまく全身の筋肉をコントロールできる人は50の負荷を分散することができます。
5つの筋肉で10、10、10、10、10、といった感じですね。
50や100の負荷は回復に時間がかかりますが、10の負荷であればすぐに回復するため疲労が溜まりません。
どうすれば力を抜けるのか?
わかりません。
というのも人によって原因は様々だからです。
ただ、ある程度万人に共通して簡単にできることがあります。
スマホをいじる時間を減らすことです。
意味もなくSNSを見ている時間を減らすことです。
意味もなくやっているスマホのゲームを辞めることです。
大事なことなので、表現を変えて3回言いました。
僕のブログもスマホで読んでいる場合じゃないです!(いや、そこはもっと読んでほしい!)
スマホは大変便利ですが、かなり小さい画面を注視するため視野がせまくなるだけでなく、頭部が前方に突出してきます。

イメージ
こうなると姿勢が悪くなり、いわゆる猫背になります。
姿勢が崩れると当然筋肉の働きも悪くなります。
その結果、過剰に緊張してしまったり、思うように体が動かせなくなります。
以前にも書きましたが、スマホ起因の体の不調(肩こり、腰痛など)はかなり多いと思います。
今の生活で便利になものって意外に健康に対しては悪影響を及ぼしているものが多いかもしれません。
おすすめの運動は?

は?なに言ってんの?って感じですよね。
ルーティーン化された日常を変えることがポイントで、公園の遊具や森のアスレチックなんか最高ですね。
自然が多い山登りもおすすめです。
普段と違う環境に身を置くことで、普段使わない筋肉が活性化します。
スマホの画面ではなく、自然を自分の目で見てください。
騙されたと思って大人が全力でアスレチックで遊んでみてください。
楽しく運動出来てストレス解消にもなりますよ。
眠っている筋肉を起こしてあげることがポイントでいろんな刺激を体に入れてあげましょう!
言い訳をしているうちは変わらない


少し偉そうな言い方になってしまいますが本当のことです。
実際に運動して体を変えるのはあなたです。
僕たちトレーナーは魔法使いではありません。どれだけメニューを提案しようが最終的に行うのはトレーナーではなくあなた自身なんですよね。
ダイエットにしてもそうです。食事制限のメニューを提案しても言い訳ばかりして食べ過ぎてしまう人は痩せません。
運動したら疲れる。
ではなく、
運動しないから疲れるんですよね。

(偉そうにすみません)
まとめ
疲れないカラダづくりには力を抜くことが大切。
力を抜くためには運動することが大切。
運動することで眠っている筋肉が活性化して疲れにくくなる。
山登りや自然で遊ぶなど普段と違う環境での運動が効果的。
言い訳ばかりしていてはなにも変わらない。
