今日で長かったゴールデンウィークも最終日ですね。
仕事に励んだ人
旅行した人
毎日飲んで食べてした人
家でのんびり過ごした人
良い連休は過ごせましたか?
僕はいつもと変わらず、仕事をして休日はボルダリングをしたり登山したりアクティブに過ごしました。
インスタグラムなどのSNSをチェックしていると
「食べ過ぎた!ヤバい!」という人がちらほら・・・
「今年こそは夏までに痩せるぞ!!!」と目標を立てたのに早くも予定が崩れている人が多いのではないでしょうか?
今日は失敗しないダイエットの目標設定の仕方について書いていきます。
ちょっと偉そうな言葉遣いで書いているのでイラっとされるかもしれません。
先に謝っておきます。すみません。でも事実なんです。
その目標、妄想激しくない?
そもそもダイエットにおいて目標ってなぜ決めるのでしょうか?
よくある目標が「○○kg痩せる!」や「この服を着れるようになる!」といったものですね。
目標ってなぜ決めるかというと、理想の自分になるためのステップを明確にするためです。
しかし、この理想があまりにかけ離れていると人間は行動を起こしません。
少しでも実現不可能と思えば、すべての行動が無駄に感じてしまいます。
例えば、旅行の場合はまず目的地を決めますよね。
お隣の韓国に旅行するとしましょう。
「韓国で美味しいものを食べて美容もする」ということが最大の目的です。
そのあとに「ソウルもいいし、釜山もいいよね」みたいな感じで詳細を決めていきます。
ソウルに行くとしたら飛行機を予約します。
「ピーチが安いー!」、「でも大韓航空の方が少し値段が高いけど到着時間が理想的♪」
「到着は12時だからまずはここでお昼ご飯を食べて、次はインスタ映えするカフェに行って~」
「夕方はエステして、夜は焼肉だね!!ルンルン♪」みたいな感じで予定が決まっていきますね。
超楽しそうですよね。旅行の予定を立てるのって。
で、なぜこれが楽しいかというと実際にソウルに行くことが決まっているからです。
カフェやエステ、焼肉が現実のものになることが確定しているからウキウキワクワクが止まらないし、より良い旅にするためにガイドブックを読み漁り後悔しないように最高の準備をします。
では、これが「月に行く」ならどうでしょうか?
宇宙から地球を見て「地球は青かった」とか言ってみたいものです。
ただ確実に妄想で終わり、実現しませんよね。
宇宙に行くために訓練を受けなければならないし、そもそも費用は数百億円かかるでしょう。
一般人が一生働いても稼げる金額ではありません。
しかも発射失敗したら死にますからね・・・(まだ死にたくない)
となると目標を達成できる気がまったくしないので当然行動も伴いません。
月に行けるはずがないのに訓練をしても無駄に終わりますからね。
このように目標と現実とのギャップがあまりにも激しすぎるとゴールまでのステップを明確に決めれません。
そのため、途中で挫折したりすぐに諦めてしまいます。
これがダイエットで起こっていませんか?という話です。
多くの人が目標高すぎる問題
トレーナーである僕がこんなことを言うと怒られるかもしれないですし、それをサポートするのがお前の仕事だろと批判されるかもしれません。
ただ、本当に本当にダイエットに関してはほとんどの人が目標が高すぎるんですよね。
質問なんですが、ダイエットに関して目標を立てるときに心のどこかでこう思っていませんか?
「10kg痩せると宣言したけど、ほんとに痩せれるかな・・・」
そうなんです。みなさんが思っているほど、10kg痩せるのって簡単ではありません。
ちなみにランニングだけで脂肪燃焼を考えると・・・
わかりやすくカロリーだけで説明します。(痩せるために実際はカロリーだけ考えればいいものではないですが・・・)
脂肪1kg燃焼するのに約7000kcalの消費が必要です。
体重70kgの人が1㎞ランニングして約70kcalの消費です。(大体1㎞のランニングで体重分くらいの消費カロリーになります)
ということは脂肪1kg燃焼するのに100㎞ランニングです。
脂肪10kg燃焼するのに1000㎞ランニングです。
グーグルマップによると大阪から青森県まで約1000㎞です。徒歩で9日間(24時間歩きっぱなし)かかるそうです。
不眠不休で一切なにも食べずに青森まで歩けば多分10kgくらい脂肪が燃焼されるはずです。
というかその前に死にます。
また、人間は言い訳の天才です。おそらく地球上で最も言い訳する生き物でしょう。
ダイエットを始めて10kg痩せるのが無理だとわかった瞬間に様々な言い訳を繰り出し、
食事制限から逃げ、トレーニングから逃げ、最悪人のせいにしだします。私は悪くないと。
しかもダイエットに関してはなぜか「痩せたい、痩せたい」と言いながら食べ続ける人が後を絶ちません。
「痩せたい!」「夏までに絶対痩せる!」と言いつつ、
「今日の晩御飯はイタリアン♪デザートにケーキバイキング♪」
「今日は食べ過ぎちゃった♪でもたまには好きな物食べないとダメだよね♪」
「今日で最後の晩餐!明日から頑張る!」
このあと最後の晩餐が毎日続きます。意味不明です。
お金を稼ぎたい、でも働きたくない。
サッカー選手になりたい、でもサッカーはしたくない。
って言っているようなものです。意味不明です。
「ちょっとしか食べてない」という謎の言い訳問題
「ちょっとしか食べてないのに痩せない」「あまり食べていないのに痩せない」と言う人に限って「かなりの量を食べています」
もし「ちょっとしか食べてないのに痩せない」という人は今すぐ1週間の間に食べたものをすべて書き出してみてください。
多分、1週間分の食べたものって記憶にないと思います。
記憶にないのに「ちょっとしか食べていない」っておかしいですよね?
記憶、記録がないのに「ちょっと」がどれくらいか証明できませんからね。
目標は低めでオッケー!
偉そうに言ってしまいました。
気分を悪くされた方すみません。
目標のアドバイスとしてはホントにホントに低く設定した方がいいです。
これはどうせできないんでしょとバカにしているわけではなく、人間の心理的な面から考えてもこの方が良いからです。
高い目標設定をし、そこに向かって努力し続けれられる人は本当に一握りです。
サッカー選手で言うと、海外で活躍している選手って数えられるほどしかいませんよね。
毎日体重計に乗って「全然減らない・・・」とテンションを下げるのってもったいないですよね。
まずは自分が確実に達成できる目標を設定することで、
「私ってやればできるじゃん!」感をだしていって一歩一歩ステップアップしていくことをおすすめします。
日本人って特に自己肯定感が低いと言われているので尚更です。
人間は成長や効果を実感できないと継続できない生き物です。
ゴールデンウィークで当初の目標達成が怪しくなってきた人は下方修正してみるのもありです。
というかしてください。
その方がいいです。
絶対に。
ついでに言うと、マラソンの練習で月間300㎞とかも初心者はやめた方がいいです。
多分怪我します。
偉そうにすみません。
まとめ
・目標設定は自分の行動を喚起するため
・目標が高すぎると達成不可能だと感じ行動に繋がらない
・ダイエットに関してはなぜか目標設定が高すぎる
・まずは確実に達成できる目標を立て、小さな達成感を繰り返す