大阪のコンディショニングトレーナー大西健太です。
トレーニング前に行う身体の現状把握について。
どこのジムでも初回のトレーニングでは必ずと言っていいほど、カウンセリングや動作チェックを行ってからトレーニングに入ります。
問題点がわからないのにトレーニングはできないからですね。
普段僕が意識していることを書いていきます。
現状把握なくしてトレーニングはできない
例えば、お腹が痛くなって病院に行ってなんの検査もせずに
「盲腸ですね。手術しましょう」なんて言われたらどうですか?
「ふざけんなっ!ちゃんと検査しろよ!」ってなりますよね。
トレーニングも同じでどこが悪いのか原因を明らかにしなければトレーニングプログラムを組むことはできません。
例えば、肩関節の痛みを治したいとします。
いつから肩の痛みが起こっているのか?
どの動きで痛いのか?
どのくらいの角度までは肩を動かすことができるのか?
痛みの原因は患部に炎症が起こっているものなのか?
炎症はないけど関節が拘縮を起こしているから痛みがでているのか?
そもそも肩甲骨や胸椎のアライメントはどうなのか?
頸椎に問題はないか?
肋骨の動きが硬くなっていないか?
呼吸はちゃんとできているか?
ざっと挙げてもこのくらいのチェックポイントはあると思います。
だから、まずはどこが悪さをしているかを突き止めなければなりません。
問題点は他の場所にあることが多い
患部に問題があることって実は少ないんです。
「肩の痛みの原因は肩にない」です。
僕がいままで担当させていただいた方でもほとんどが肩甲骨や胸椎に問題がありました。
いわゆる猫背が原因ということが多いです。
猫背の原因はまた違うところにあって骨盤や首にあったりもします。言い出すときりがないです。
そして肩の可動域制限がある人は腰痛も引き起こすリスクがあります。(これはまた今度書きますね。)
ちゃんとチェックしないといつまで経っても対症療法で根本的な解決になりません。
マッサージにいっても肩こりが治らないのと一緒です。
トレーニングプラグラムが毎回少し変わる理由
現状把握は初回のトレーニング時だけでなく、毎回行います。
といっても、毎回テストばっかりしていたら時間がなくなってしまうのでそれはしません。
いつものウォーミングアップの動きをみて、今日はここの動きが悪いなとか判断してメニューは少し変えます。
また、睡眠時間や顔色などから身体的な疲れだけでなく、精神的な疲れがないかも会話の中から判断するようにしています。
気持ちが落ちてるときや疲れが溜まってるときはトレーニング効率があがらなかたり、怪我に繋がることもあるので慎重に判断します。
また身体は毎回同じことをしていると慣れてきたり飽きてくるので少し変化はさせるようにしています。
根本的な土台を変えることはないです。
自分の身体の変化にも敏感になっていきましょう
これはトレーナーだけでなく、お客様にも意識して頂きたいことです。
もちろん自分で気づかないところを見つけるのが僕たちトレーナーの仕事です。
そこは全力で任せてください。
ただ、自分の身体と向き合うという意味でお客様自身にも身体の変化には敏感になって頂きたいです。
人にはわからない自分の感覚というものがありますから些細なことでも気軽におっしゃってくださいね。
なんかいつもより膝や腰に違和感があるとか
お昼に一瞬腰がピキッてなったとかです。
また頭痛や身体の重さなどもそうです。
特にこの夏場は熱中症の恐れもあるのでちょっとした変化でも教えていただけると嬉しいです。
以上、僕のトレーニングに対する考えでした!
大阪、堀江のコンディショニングトレーナー
大西健太
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