大阪のコンディショニングトレーナー大西健太です。
体を柔らかくしたい人は多いと思います。
そこで一番最初にでてくる方法はなんでしょうか?
ストレッチではないでしょうか?
ストレッチなんですが特定の人には体を柔らかくすることに対してほぼ意味がないんです。
僕も体が硬いので頑張ってストレッチをしていた時期がありましたが全然柔らかくなりませんでした。
その理由を解説していきます。
結論から言うと体を柔らかくするためには運動して鍛えることが大切です。
体が硬い原因は2パターン
①単純に筋肉が硬いパターン
②体を動かすための筋肉がちゃんと使えていないパターン
厳密に言うと2パターンではなくもう少し細かく分けられますがわかりやすく2パターンでご説明します。
①単純に筋肉が硬いパターン
これはストレッチが適用されます。
毎日続けることで少しづつ柔らかくなります。
ただし、なぜその筋肉が硬くなっているかという原因を突き止めないとストレッチだけでは柔軟性は向上しません。
例えば、左足が全体的に硬いとします。
この場合、普段から左足にばかり負担がかかっているかもしれません。
なので左足にばかり負担がかかる状態を改善しないことにはいくらストレッチを続けても柔軟性は向上しないですよね。
風邪に例えると・・・
市販の風邪薬はあくまでも症状の緩和→対症療法→左足のストレッチ
風邪を治すためには原因となるウイルスを退治→根本的な改善→左足にかかる負担の改善
②体を動かすための筋肉がちゃんと使えていないパターン
これはストレッチをしても一向に柔らかくならないパターンです。
下記の写真をご覧ください。
寝た状態で片脚をあげて股関節の柔軟性をチェックするテストです。
地面に対して70°あがれば正常です。
70°までは脚があがっていません。
写真の赤線は大体の角度です。
原因は大きく2つ考えられます。
①もも裏の筋肉(ハムストリングス)が硬いため脚があがらない
この場合はハムストリングスのストレッチをしなければなりません。
②脚をあげるための筋肉がうまく使えていないパターン
②の体を動かすための筋肉がちゃんと使えていないパターンの人が実は非常に多いです。
脚をあげるための腸腰筋(股関節付け根の筋肉)や体幹部の腹筋群がうまく使えていないため脚があがっていません。
この場合はハムストリングス(もも裏)のストレッチをしてもなかなか改善しません。
〇柔軟性をあげるポイント
伸ばしてほぐすばかりでなく、関節を動かす筋肉を鍛えることも大切!
動作を良くするためには体幹部のトレーニングが必要
人間がなにか動作をおこすときには体幹部(体の中心部)が安定していることが大切です。
中心が安定していないと末端は不安定になります。
上の写真では体幹部が安定していないため股関節の動きが悪くなっています。
体幹を安定させると股関節の動きは良くなります。
まとめ
体が硬いのは2パターン
①単純に筋肉が硬い
②体を動かすための筋肉がちゃんと使えていない
②の体を動かすための筋肉がちゃんと使えていないパターンの人が実は非常に多い
→ストレッチでほぐすことよりも体幹部を安定させるトレーニングが必要!
体が硬い原因は人によって様々です。
ストレッチを毎日続けて、ストレッチ屋さんに通ってもなかなか柔軟性が改善しない方はご相談ください。
コンディショニングトレーナー
大西健太