トレーニング 健康

【失敗しないために】トレーニングにおける目標設定のコツ!

大西健太

~ひとりでも多くの人を健康に幸せに~ 一人ひとりに合ったメニューを提案して健康な身体づくりをサポート。   ■保有資格 ・鍼灸師 ・NASM-PES(全米スポーツ医学協会公認パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト)

年が明けてから少し経ちましたが、いかがお過ごしでしょうか?

 

新年に目標を立てチャレンジしている方もいれば、いつも通りの日々を過ごしている方もいらっしゃると思います。

目標を決めずに、マイペースで過ごすことも良いかと思います。

 

ただ、トレーニングにおいては漠然と行うよりもある程度目標や計画を立てたほうが良いです。

なぜなら、人間の体は一日で変化するわけでなく、日々の積み重ねが大切だからです。

 

そこで、トレーニングにおける目標設定のコツを今までの経験から書いていこうと思います。

パーソナルセッションは1万回以上、トレーナー歴は8年になるのでそこそこの経験は積んでいると思います。

 

目標設定は短期から決める

オススメの設定期間は2か月~3か月という期間での目標設定です。

トレーニングで目に見えた体の変化、もしくは本人しかわからないような感覚の変化を出そうと思うと2~3か月かかることがほとんどです。(もちろん体の状態、体力レベル、目標によって変わります)

なので、まず変化が出だす2~3か月の目標設定を行い、身体の変化を感じるとうことが大切です。

 

あまり長期の目標設定をしてしまうと続かないことが多いんです・・・

 

なぜ短期目標の設定が大切なのか?

日本のフィットネス人口はずっと横ばいで3%台を推移しています。

その問題点の一つが早期退会者が多いということです。フィットネスクラブの新規入会者の早期退会者は約4割にもなるというデータもあるそうです。

 

なぜこんなことが起こるのでしょうか?

当然、様々な原因がありますが、まずは身体の変化を実感できないということが挙げられます。

 

そもそもトレーニングはしんどいことですし、好きで仕方ないから運動しているという人は少なかったりします。

しんどいことをしているのに身体の変化も感じられないとそれは続きませんよね。

 

トレーニングにおいてはあまり長期間で目標設定してしまうと正直気持ちが持ちません。

 

「三日坊主」という言葉があるように人間は非常に飽きやすい生き物です。

楽しかったり、自分に必要だと感じれば続けますがメリットを感じなければすぐにやめてしまう生き物です。

 

フィットネスクラブに通い、トレーナーにみてもらっているのに身体が変わらないというのは僕たちトレーナーを始めとした運動指導者の責任です。

あなたに合った目標設定、トレーニングメニューを提案できていない。

やる気にさせて最善の方法で結果に結びつける努力はこれからもし続けなければなりません。

当然、僕にも言えることです。一生の課題です。

 

でも、ちょっとだけ待ってください。

 

あなたのその目標高すぎませんか?

 

目標設定は絶対に達成できるものをまず設定する

例えば、ダイエット目的の方はほとんどが「できるだけ早く5~10㎏痩せたい」とおっしゃいます。

めちゃくちゃ気持ちはわかります。

 

ただ、これだけの体重を落とそうと思うとみなさんが思っている以上に大変な思いをしなければなりません。(運動経験なし、運動は好きじゃない方を例にしています)

食事制限、しんどい運動・・・

つらい日々が続くかもしれません。

 

要は高い目標を設定するとそれなりのことはしなければいけないんです。当たり前ですよね。

 

エベレストに登頂するのにどのルートを通っても険しい道のりしかありませんが、

徒歩5分の最寄り駅まで行くのにはどのルートを通っても楽ですよね。

 

実はみなさん自分で険しい道のりを選び過ぎて続かないんだと思います。

 

僕は「短期間で10㎏痩せたい」と言われたらほぼ無理だと思っています。

メモ

お客様の生活スタイル、食事内容、体の状態、運動経験などから総合的に判断して

短期間での急激なダイエットによる健康被害、リバウンドの可能性などのデメリットと少し目標を下げてみるメリットをちゃんとご説明します。

 

日本人は自己肯定感が低い

日本人の特徴だと思います。

自己肯定感が低い人の特徴

・努力しない、本気を出さない

・どうせ無理が口癖

・どうして〜さんのようになれないんだろうと落ち込む

・人からどう見られるか過度に敏感

特に人の目を気にして、周りと比べてしまう人って多いのではないでしょうか?

僕もその類の人間でしたが最近気にしなくなりました。

周りを気にしてしまう人の気持ちはすごくわかります。

 

「人から良いように見られたい」という欲求からつい高い目標を設定してしまうんですね。

でも「あなたはあなた」で周りと比べて低い目標を掲げることは何も悪いことではありません。

 

また、

「体力がついてからジムに通う」「痩せたら体重計に乗る」という方がいらっしゃいますが、

これはまったく逆で

「体力をつけるためにジムに通う」「痩せるために体重計に乗る」です。

ここには「私なんて体力がないから恥ずかしい」や「ダメな自分を見たくない、見られたくない」という心理があると思います。

すごくわかります。

でも大丈夫です。そこは気にしなくていいです。

 

・3か月で1㎏痩せる

・マラソンの自己ベストを1分だけ更新する

・10分走るだけでしんどいから15分走れるようになる

 

ちょっとずつでいいと思います。

 

いきなりエベレストには登れないので、まずは最寄り駅に行くくらいの感覚で目標設定するといいです♪

 

ここで、注意点なんですが

「最寄り駅にたどり着くなんて当たり前でしょ」

「誰でもできるじゃん」

といった考えです。

 

その当たり前のことをした自分を褒めてあげることが大切なんです!!

「腹筋10回だけした!私頑張った!」

「今日は一駅分歩いた!さすが俺!やるねぇ~!」

みたいな感じで他人はどうでもいいので頑張った自分を褒めてみてください。

 

思いのほか幸せにな気持ちになります♪

 

小さな成功が大きな成功を生む

「小さなことからコツコツと」

 

例えばトップアスリート。

昨日レスリングの吉田沙保里選手やサッカーの中澤佑二選手、楢崎正剛選手が引退というニュースがありました。

ずっとトップでやってきた選手たちが何も努力をしていないかというとそんなはずはありません。

 

小さな成功を積み重ね続けたから結果がついてきているんです。

トップアスリートを目指すわけではありませんが、トレーニングの目標設定も同じで段階を踏んで小さな成功から始めたほうが壁にぶち当たらずにすみます。

失敗することも大切ですが成功体験を積んだ方が楽しいですよね。

 

まとめ

・目標設定は2~3か月の短期から決める

・目標設定は絶対に達成できるものをまず設定する

・自己肯定感を上げる

・他人と比べる必要は一切ない

・小さな成功を積み重ねよう

 

ジムに通うのは抵抗感があったり、他人と無意識に比べてしまう方が一歩踏み出してもらえたら幸いです。

 

「あ!トレーニング始めたらいつの間にか細身のデニムが履けるようになった!」

「そういえば、最近仕事の疲れがないなぁ♪」

「階段を使うのが苦じゃなくなった!」

 

まずは小さな変化から感じていただけると嬉しいです。

なにかお悩みがあればご相談にのりますのでお気軽にご連絡下さい♪

 

大阪のコンディショニングトレーナー

大西健太

お問い合わせは各SNSのダイレクトメッセージでも可能です。

-トレーニング, 健康